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rena's world story★a.n.r.r.y
第7章 祝福の日

新郎友人として、結婚式に参列したヒメと中野はもちろん

新藤さん他スイミングスクールのコーチ達も、二次会に来てくれることになっている。

陽菜は、ヒカルと千夏ちゃんと一緒に来ると言っていた。


……まさかその一方で

自分の母親達が集まっているなんて、それぞれ皆知らないんじゃないか?

想像しただけで……あまりの濃さに胸焼けが……


「そんな顔しなくても。
二次会に乗り込んだりなんてしないわよ」


俺の視線をパパッと手で振り払ってから、母親がケラケラと笑う。


「若い者同士、楽しんでいらっしゃい。
ある意味あんたたちも同窓会でしょう」

「………」

「お互い楽しい夜を過ごしましょうね、蓮」


準備を終えた母親と一緒に、控室の出口へ向かった。

……お互いに足取りが軽くなる。


「母さん、飲み過ぎるなよ?」

「今夜はいいじゃないの、おめでたい日なんだから」

「……そうだな」

「そうよ、飲みまくりましょう!」









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