この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
rena's world story★a.n.r.r.y
第7章 祝福の日
新郎友人として、結婚式に参列したヒメと中野はもちろん
新藤さん他スイミングスクールのコーチ達も、二次会に来てくれることになっている。
陽菜は、ヒカルと千夏ちゃんと一緒に来ると言っていた。
……まさかその一方で
自分の母親達が集まっているなんて、それぞれ皆知らないんじゃないか?
想像しただけで……あまりの濃さに胸焼けが……
「そんな顔しなくても。
二次会に乗り込んだりなんてしないわよ」
俺の視線をパパッと手で振り払ってから、母親がケラケラと笑う。
「若い者同士、楽しんでいらっしゃい。
ある意味あんたたちも同窓会でしょう」
「………」
「お互い楽しい夜を過ごしましょうね、蓮」
準備を終えた母親と一緒に、控室の出口へ向かった。
……お互いに足取りが軽くなる。
「母さん、飲み過ぎるなよ?」
「今夜はいいじゃないの、おめでたい日なんだから」
「……そうだな」
「そうよ、飲みまくりましょう!」
・
・
・