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rena's world story★a.n.r.r.y
第2章 招待状と秋の風
気持ちよくしてぇなんて
初めて言われたであろう、衝撃発言によって声すら出なくなった俺。
固まった足の間に、美和は体勢を整えて正座をすると
瞳を潤ませながら、小さな両手をそっと俺の股関節に置いた。
「……上手に出来なかったら、ごめんね」
「………」
「い、嫌だったら言ってね///」
……嫌とかありえねぇけど、それ以前に……
ど、こでスイッチ入りやがった?
こいつがこんなに積極的なこと、今まであったか?
つーか、そもそも改まってするもんじゃなくね?
いや、待て。
そういや過去に……
「………」
……この状況、まさしくデジャヴ。
忘れもしねぇ1年前、付き合ってから初めて過ごしたバレンタイン。
その時も美和は月一の不安定2日めで
そのくせ俺を散々煽り、生殺しにしたあの夜。
……そう
半勃ちだってことをキレ気味で告げた俺に対して
美和は上目遣いでこう言った。
“ 私、胸Dカップだよ? ”