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rena's world story★a.n.r.r.y
第13章 お土産
……爆発。
その恐ろしい色気はなんなの?
殺す気?
も、もう飛び散ったハートが回収不可能な事態に……
「無視ー?」
見惚れて身動きが取れないっていうのに、葵はお構いなしで
仰向けになった私の足を軽く持ち上げると、スキニーデニムのボタンを外した。
そのまま下着ごとスルスルと下ろされる。
「ち、違…っ、だ、だって…」
「見ろよ俺、すごくね?」
「……えっ!?」
「まだ何もしてねぇのに、フルに勃ってんだけど」
「~~~!///」
脱がされたデニムを床に投げて、葵が自分のシャツに手を掛けた……その隙に
「………!」
サッと素早くローテーブルに手を伸ばして
置いてあったリモコンを手繰り寄せて、スイッチを押した。
「……おい」
全体のシーリングライトは消えたけど
壁を照らすオレンジ色の間接照明だけ点いたままで
……眉を寄せて私を睨む葵の顔が、半分だけ浮かび上がった。
「何で消すわけ」
「……明るいから」
「だからなんだよ」
「見えちゃうじゃない」
「何が」
「疼いて疼いて堪らない私が」
「………!」
……説明しなくても、分かるでしょ?
「ビチョビチョになってしまってる、私の中、が……」