この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
rena's world story★a.n.r.r.y
第15章 考えたこともない

「言っちゃいけねぇ理由でもあんの?」

「理由とかじゃなくて…」

「つーか自ら進んで話したわけじゃねぇよ。
話の流れで聞かれたから、答えただけ」

「………」

「ただの仕事だろ」


首を回しながらそう答えると、また蓮の顔が歪み始めた。


「瀬名、お前にとっては仕事の一環で
実際そうだとしても、彼女の立場からしたら困るだろ」

「困る?」

「困るっていうか、心配するよ普通…」

「なんで?」


「・・・ “ なんで? ” 」


俺の聞き返し方に疑問を持ったのか、同じ言葉を繰り返した蓮。
普通の会話をしてるつもりなのに、理解できねぇとでも言いたげな困惑の色を浮かべている。


「あいつは別に心配なんてしてねぇよ」

「……そんなわけ…」

「前にも言っただろ」



佐伯の一件があったのと
社長令嬢って肩書きに反応したから、色々聞いてきただけであって

そもそも、蘭が困るなんてありえねぇ。



「俺の方が数千倍、蘭を強く想ってるんだ。
自分でも計り知れねぇくらい」

「………!」

「別に俺がどんな相手と会おうと
行ってらっしゃい程度にしか捉えられてねぇよ」


/534ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ