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第3章 打ち合わせ

「……はは、そんなマジに捉えんなよ」

「………」

「俺が今他界したら、同時に息絶える会社が山ほどあるから。
死にたくても死ねないっての」


再びペンを置いて私を宥めると

グラスを持った瀬名さんは溜息をついた。


「だからガードマンを扉に立たせるつっただろ。
不安要素は排除しねぇとな」

「……でも、瀬名さん…」

「つーか、恋人が悲しむって。
俺に彼女がいねぇって、あんた知ってるだろーが…」

「……！ 今も？」

「あぁ」


……それなら！


「もう一度合コンしませんか…！？」

「……！」

「私、また集めます！」


即座に頭を切り替えて、友達の女性陣を数名脳内にピックアップする。

……何年か前に行った、私と蓮が幹事になった飲み会。

同期のＣＡ達の視線を１番釘付けにしたのは、この人だった。

その時がきっかけでゴールインしたカップルもいたし、もしかしたら今度は……