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rena's world story★a.n.r.r.y
第22章 作者自己満企画 *★* one scene love

彼がさらっと口にしたのは、Sグレードのハイランクリゾート。
……黒のTシャツにアッシュ調のクロップドパンツ。
モノトーンコーデの新たな超イケメンの登場で、徐々に後ろに下がっていく彼ら……みんな顔面蒼白。
「あ、あの、瀬名さ…」
「瑠璃、体調は?」
「……えっ?」
「疲れてねぇ?」
私を気遣う言葉を並べながら、瀬名さんが右隣りに座った。
そしてふわっと頭に手を置かれる。
「この夏季休暇を取る為に、ぶっ続けでフライトだったんだろ。
着いたらちゃんと休もうな」
「………!!」
「 “ ガンガン遊んでイイコト ” なんてさせねぇよ。
お前を癒す為に行くんだから」
こ、
こ、
これは一体なに……!?///
なんの演出!?
どんなサービス!?
左側に姫宮さん、右側に瀬名さん。
間に挟まった私は身動き一つ取れないでいると
「「……で、なんか用?」」
一段と低い声を出した2人が放つ、壮絶的な威嚇オーラ。
睨みつけられて震え上がった彼らが一目散に去っていった。
「……あ、ありがとう、ございます……」
と言いつつも
な、なんだか軽く彼らに同情心が芽生えてしまう。
ドキドキ破裂しそうな胸を押さえた……
その時
「………!」
逃げる彼らが通り過ぎた、その場所に
いつの間にか蓮が立って私達を見下ろしていた。

