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rena's world story★a.n.r.r.y
第4章 似た者同士
……私は、そっちのことになるとまるでダメで。
いっぱい経験を重ねてきたヒメを、満足させられるなんて
一生かかっても出来ないって分かってるんだけど……
「……あの……えっと…」
次々とボトルを空けていく2人には、付いていけないから
甘いカクテルを頼んだけど、既に酔いが回ってる気がしてしまう。
もう一口飲んで、私はすうっと息を吸った。
「……ヒメが、飽きちゃうかなって」
「「え?」」
「こ、このままずっと一緒に居てくれるかが不安で……」
勇気を出して言ったけど
胸がドキドキして、途中から声が掠れてしまう。
優香さんと麗子さんに、じっと見つめられているから余計に……
「何を言うかと思ったら、そんなこと?」
「………!」
心底呆れた顔で、優香さんが溜息を漏らした。
「そんな考えるだけ無駄な悩みを相談されたところで
こっちとしては、あぁそうですかとしか言えないんですけど」
「……で、でも…」
「これだから幸せな女は。
腹立つからもう一杯飲もうかしら」
「………っ」
「あはは、美和ちゃんってばホント可愛いわ~~♪」