この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
rena's world story★a.n.r.r.y
第2章 招待状と秋の風

ベッドの左側に設置された、木製の壁面ラック。

ランダムに重なる棚には、本とかCDとかアクセ類なんかを適当に並べている。

そのラックに向き合う形で、美和が突っ立っていた。


「……?」


先に風呂に入って、俺のTシャツだけ着ている格好。

頭の上で束ねたその髪はまだ濡れたままだ。


「美和」

「………」

「ドライヤー持ってこいよ、乾かしてやるから」

「………」

「……おい」


あ? なに?
こんな近距離でシカトか?

窓を閉めながら2回も呼んだっつーのに、俺に背を向けたまま何の反応も示さない美和。

顔を下に向けていて……ってマジでなんなんだ。


「無視してんじゃねぇよ」

「………」

「さっきから何をボーっと見て…」


後ろから近付いて、団子頭を拳で軽く叩く。

尚も固まったままの美和の顔を覗き込むと


「………!」


視線の先、その小さな手に


花冠のイラストで縁取られた、純白の封筒が握られていた。


/534ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ