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あたしの甘い王子さま
第9章 恐怖の飲み会、開催
「それがどうかしたの?」
「えっとね、西村さん....実は、あたしと高校が同じだったのね。特に親しかったわけではないんだけど........」
どの順序で話始めるのがベストなのか.......多少なりとも、アルコールはあたしの思考を遅らせる。
「秘密にしていて申し訳なかったんだけどね。新商品を作成中、西村さんから何度も誘われてたの」
「あら、やっぱり晶のこと狙ってるんじゃないの」
飲み会が始まってからの西村さんの言動を思いだし、琴乃の口許が緩む。
「だけどね........」
次の言葉を伝えようとしたとき、ドアの外から少し強めのノック音が聞こえた。