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あたしの甘い王子さま
第11章 甘い、二人の夜
「わーい!部長のお家ぃ~」
部長がロック解除して開けた大きな玄関ドア。
『ただいま』『おかえり』
お互いに言い合ってから、家主さんよりも先にパンプスを脱いで廊下を歩く。
「晶、リビングに行く前に洗面台」
「了解でっす!」
まっすぐ進んだ廊下を早めに右折すると、洗面台に到着。
あたし、部長のおうちのこの石鹸、とっても良い香りがするから大好きなんだよね。
泡立ちも良いし、もっちりしててね。この泡で手を洗うと気持ちいいの。
この泡ね、泡立てたあと手のひらに纏めて........わぉ、今日も美味しそうな綿菓子ができましたよ~。
そして、これを上下逆さにしても........
はい、そうです。
よくあるコマーシャルのように下に落ちない~。
「また遊んでるし........」