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あたしの甘い王子さま
第11章 甘い、二人の夜

『♪~♪~♪~』

お湯が沸いた音楽が流れてきた。
そのお陰で、あたしの身体を自由に動き回る部長の手が止まる。


「よし。晶、お風呂入るよ」


今の今まであたしの内腿を撫でていた手が、泡だらけだったあたしの手を掴み、洗い流してくれる。


そして、優しいかと思った部長の手はタオルで軽く水気をとると素早くあたしの肌蹴た服を脱がしていく。


「え?お酒飲んだらお風呂入るの危ないんですよ?」


「知ってる。だから、晶の身体を触って酔いを醒ましたでしょ?」


「いやいやいや!どう考えても、部長が好き放題触っていただけでしょ?」


「そう?あとは下着だけだし、自分で脱ぐ?俺も自分の脱ぐから」


「もう、部長!聞いてます?」


「晶........その話し方からして、酔い醒めてるでしょ?」





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