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あたしの甘い王子さま
第11章 甘い、二人の夜

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二人同時に湯船に入るとお湯が波打って『ザブン』と音をたてる。
高く波打ったら浴槽の縁から外へと溢れていく。


もうね、あたしは長距離でも走ったかのような疲労感です。


「晶....気持ちよかったね?」


「ぶっ、ちょ....ちがっ!......しんたろぅ......の、せいだもん」


「くぅ~ほしい!あとちょっとだったのにぃ」


「もう、間違えないもんねっ!だ」


そうです。
部長のお願い第2弾がありましてね。
間違えるとペナルティが........


「そう?遠慮せず間違えて良いのに。晶の身体はあっちこっちに紅い花が咲いてるから可愛いよ?........あ、これだけ紅いと月曜日、服装に困るか?」



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