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あたしの甘い王子さま
第11章 甘い、二人の夜
あと少しで茂みに隠れる小さな蕾に触れるってところまで伸太朗の指先が迫ってくる。
初めてじゃないんだし、怖い訳じゃないんだけど........キュッと伸太朗の腕にしがみついた。
「よし。晶、出るよ」
蕾を触ることなく、反対の手で頬をひと撫でしてそこにキスを落とす。
一緒に立ち上がるように促されてバスルームを出ると、用意されたバスタオルでくるまれた。
伸太朗も自分の身体に纏わりつく水分を拭き取って
「続きはベッドで........いい?」
言いながら、そのバスタオルを腰に巻き付ける。
「晶も身体、拭いて?ま、すぐに汗かくだろうけどね」
そう言いながら、別のタオルであたしの身体を拭いてくれる。もちろん、イタズラ付きで。
もう!
恥ずかしくて伸太朗の方なんて見られないよっ。