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あたしの甘い王子さま
第11章 甘い、二人の夜
うん、分かるよ。
伸太朗はこんなこと冗談で言う人じゃないもん。
「晶、どうした?突然すぎて実感わかない?」
「....うん」
うつ向くあたしに寝転んだままの伸太朗は下から覗き込んでくる。
「確かに急だったけど、今日のような飲み会は晶も嫌だろう?」
「ん....やだ」
その言葉を聞いた伸太朗は、あたしのお腹周りに抱きついてきた。
「『俺の婚約者で同棲中。近々結婚を控えてます』って知れ渡れば、晶への攻撃は減ると思うよ?........どうです?」
「うん、助かる........」
抱きついてる伸太朗の背中に被さるようにあたしも倒れ込んで答えた。
「伸太朗........ありがと」