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あたしの甘い王子さま
第13章 あたしの甘い王子さま
まぁ、あたしには別口の家庭教師が居りますので。
上達しないわけにもいけなくて........。
「アキラってさ、此処に来てどれくらいだっけ?言葉、上手くなったよね。もう、何年も一緒に働いてる感覚だよ」
「えっ.....そうかな?」
そう答えようと右上に顔を傾げたとき、いつもの温もりがあたしに触れる。
「晶は毎晩、俺と勉強してるからね。あとは、ジュリアがパートナーってところもポイントだよね?」
言葉だけで十分なのに、何故に頬にキスが?
「あら、シンタロー。もう戻ったの?」
ジュリアも突っ込んでよ........。
なんて思っても、少し膨れっ面のあたしへかけられる言葉はこれ。
「アキラ......いい加減なれたら?」
「日本人はオープンではないので、人前では困るんです!」