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あたしの甘い王子さま
第13章 あたしの甘い王子さま
こっちに来るために半ば強引に籍を入れてしまったから、式なんてまだ挙げていない。
出発前にレストランで両家顔合わせ目的の食事会で話をしただけ。
指輪だってそう。
慌てて選ぶと失敗するかもしれないから、取りあえず....で購入したのは晶が一目惚れしたとあるデザイナー作のペアリング。
そのとき、晶がいった言葉を俺は実行しようと計画。
『ちゃんとした結婚指輪は、今年のクリスマスの時でも良いよ。今は、これが良い。初めての伸太朗とお揃い~』
このときの晶の笑顔はこれまた可愛くて........。
店員が席を外した際に広角が上がった唇に触れるだけのキスをしてしまった。