この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしの甘い王子さま
第3章 騙された?
「ただいまぁ~~っていうかお邪魔しまーす」
勝手知ったる我が家....。
チャイムも鳴らさず玄関扉を迷いなく開ける。
当初の予定通り、週末は実家に顔を出すことができた。
あの顔合わせの後、あたしの頭の中では数点の夏のデザートは思い浮かんだ。
しかし、変わり種過ぎるのも良し悪し。煮詰まりすぎる前に、今週末の実家訪問はタイミングが良かったのかも。
「晶ちゃん、お帰り。久し振りねぇ」
母、えり子ちゃんに似た声で出迎えてくれたのは........
「ゆり子おばちゃん?久しぶりです!」
近所に住む母方の伯母だった。