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あたしの甘い王子さま
第13章 あたしの甘い王子さま
「もしかして........ピアスとカフス?」
「あれ?分かりやすかった?」
「ううん。似たような感じが大小あったから、そうかなって........」
小袋の中にあるもう1つの袋を取り出して中身を手のひらに。
ピアスとカフスに使われている石を見てるから気づいたかな?
「目立たないように、二人でお揃いのものを身に付けたかったからね。同じ石を使ってるんだよ。ダメだった?」
「そんなことない。伸太朗、ありがとうね」
手のひらにあるピアスとカフスを眺めている晶。
口元が上がってるから、喜んでくれてるってことだよね。気に入ってくれたかな?
けれど、晶の次の声は少し落ち込んだように聞こえてきた。