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あたしの甘い王子さま
第3章 騙された?
本を閉じ、ゆっくり立ち上がったその男性を見つめていると........
「ま....松元部長?」
「........」
ペコリと頭を下げたその顔は笑顔の松元部長サマ。
「ごめんね~晶ちゃん。フフフッ........実は、ふたりのお見合いセッティングしちゃったのよ」
「え?ちょっと、ゆり子おばちゃん?」
突然の対面。驚くあたしをよそにゆり子おばちゃんは部長の隣に立つ。
「こちら、松元伸太郎さん。晶ちゃんの会社で部長サンなんだけど........知ってるみたいね」
「し....知ってるも何も、次の企画は松元部長と組むもん........」
「なら、話しは早いわ。この券使ってふたりでランチ食べてらっしゃい」