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あたしの甘い王子さま
第5章 お付き合い開始?
『商品化されるまでとても頑張っている姿は今まで接点のない俺たちのところにも伝わっていてね。君を気になり出したのはその頃からだよ』
『は?....えっ?』
『妥協せずに、いつも明るく元気な君を見かけたことがあってね。いつか一緒に仕事がしたくなった。
それから君のところの部長に相談してさ。直属の上司でもある課長にスケジュール組んでもらって会議まで持ち込むのに結構な時間がかかったよ』
『それは、それは........』
あの商品のお陰で皆さんに名前を覚えてもらったのは確かだし。松元部長もその一人だったとは。
『あと、見合い話なんて気にしていなかったけれど....君との顔合わせの時、名前を見て思い出したんだ。
あ、母親が言っていた「晶さん」って君のことだったんだ....ってね』