この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしの甘い王子さま
第6章 甘えた君、登場
部長の言葉が耳に届くと同時に胸に抱き寄せられた。
トクトクトクトク........
部長の心臓の音が聞こえる。
少し、早い?
きっと、部長も緊張してるんだよね?
........でもね、結構大胆だったよね?
........なんだけどね、嫌じゃなかったのも事実で。
頑張って思いを伝えてくれた部長に、あたしもきちんと答えなくちゃ。
「あ....あたし、ね」
頬を撫でてくれている部長の手にそっと触れて見上げる。
ほら、部長の顔もちょっと赤くなってる。
「まだ、お付き合いするようになって間がないけど........毎日のメール、結構嬉しかったの」
「うん」
「初めてのキス、も....嬉しかった」