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あたしの甘い王子さま
第7章 ライバル君、登場
『ブブブブブ―――――――――ッ』
部長のスマホが震える。
「お、笹山くんからだね」
画面を確認する部長。人差し指が画面に触れて横にスライドされる。
タッチしたら上下に動く指先。
数日前、あの指で沢山........気持ちよく........
おっと、ダメダメ!
仕事中!仕事中!!
ペシペシ頬を叩いて邪な考えを追い出す。
あんなキスされたら、イヤでも思い出しちゃうよぅ。
「晶、笹山くんが試作品作ったってさ。時間が出来たら顔出して欲しいって」
「え?もう出来たんですか?」
流石、笹山さん。きっと、笹山さんのアレンジも入っているんだろうな~。