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あたしの甘い王子さま
第7章 ライバル君、登場
笹山さんの後ろをついて歩き、通された部屋は、メインのキッチンスペースに比べたらとても小さく、ワンルームマンションの部屋くらいしかない。
簡単に言えば、10畳程度の会議室にミニキッチンがついている感じの部屋。
「さ、二人とも掛けてください。準備しますから」
笹山さんに促されて部長と隣同士に座ると、
「失礼します」
コンコンと、ドアをノックする音と声が聞こえた。
「はーい、どうぞ~」
笹山さんが出迎えて、部屋に入ってきてのは........あたしが捻り出したデザートが形になったもの。
と........ん?