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あるマンションでの出来事
第5章 最後の人
“いつか、俺を殺す時が来るから”
そして、佐伯が言った仮説。これが真実なら、もしかして…。
茉莉は真っ直ぐに佐伯と目を合わせた。
その視線を満面の笑みで佐伯は受け取る。
「覚悟できたんだね。現実に戻ったら、茉莉の体で存分に遊ばせてもらうよ。これで本当に俺たちは一つ…だっ!!!!」
茉莉の喉元に佐伯の手が伸ばされた瞬間、茉莉は佐伯の喉元を手で思い切り突き上げた。あまりの衝撃に、佐伯は茉莉から転がるように離れると、そこで悶え始める。その間に茉莉は、キッチンにある包丁を持つと、悶えている佐伯の元へ向かい首元を思い切り切った。勢いよく飛び散った血液に反応することなく、無表情で茉莉は痙攣を起こしながら仰向けに倒れている佐伯を見ていた。
「ま…つ…」
名前を呼ぼうとしたのか、途中で息が途絶えた佐伯が動かなくなるのを確認すると、茉莉は、要の方へ視線を移した。
そして、佐伯が言った仮説。これが真実なら、もしかして…。
茉莉は真っ直ぐに佐伯と目を合わせた。
その視線を満面の笑みで佐伯は受け取る。
「覚悟できたんだね。現実に戻ったら、茉莉の体で存分に遊ばせてもらうよ。これで本当に俺たちは一つ…だっ!!!!」
茉莉の喉元に佐伯の手が伸ばされた瞬間、茉莉は佐伯の喉元を手で思い切り突き上げた。あまりの衝撃に、佐伯は茉莉から転がるように離れると、そこで悶え始める。その間に茉莉は、キッチンにある包丁を持つと、悶えている佐伯の元へ向かい首元を思い切り切った。勢いよく飛び散った血液に反応することなく、無表情で茉莉は痙攣を起こしながら仰向けに倒れている佐伯を見ていた。
「ま…つ…」
名前を呼ぼうとしたのか、途中で息が途絶えた佐伯が動かなくなるのを確認すると、茉莉は、要の方へ視線を移した。