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あるマンションでの出来事
第1章 いつもと同じはずの日常
「早っ!私も行かなきゃ…って私まだ、メイクしてない!」
急いで顔を洗い、とりあえずのメイクを済ませると、茉莉はバッグを持って玄関を飛び出した。
「おっと…鍵、ちゃんと閉めなきゃ!」
慌てて玄関に置いてあった鍵を手に取ると、勢いよく閉まった扉を施錠した。時間は、始業開始まで1時間はある。少し急ぎ足で行けば、余裕を持った時間に出勤することができる。
茉莉は急ぎ足でエレベータホールに向かった。
エレベーターまでは4つの部屋を通り過ぎていく。
茉莉の住んでいるマンションは、各階6部屋ずつで7階ある。その中の5階5部屋目が、茉莉が住んでいる部屋だ。要は7階2部屋目で、茉莉のいる部屋よりも景色の眺めがいい。
中途半端な距離から始まるエレベーターまでの距離は少し物足りない気分だった。
「…あれ…?」
茉莉はエレベーターホールから近い一つ目の部屋に差し掛かかる瞬間に、501号室の玄関扉が少し開かれていることに気付いた。
急いで顔を洗い、とりあえずのメイクを済ませると、茉莉はバッグを持って玄関を飛び出した。
「おっと…鍵、ちゃんと閉めなきゃ!」
慌てて玄関に置いてあった鍵を手に取ると、勢いよく閉まった扉を施錠した。時間は、始業開始まで1時間はある。少し急ぎ足で行けば、余裕を持った時間に出勤することができる。
茉莉は急ぎ足でエレベータホールに向かった。
エレベーターまでは4つの部屋を通り過ぎていく。
茉莉の住んでいるマンションは、各階6部屋ずつで7階ある。その中の5階5部屋目が、茉莉が住んでいる部屋だ。要は7階2部屋目で、茉莉のいる部屋よりも景色の眺めがいい。
中途半端な距離から始まるエレベーターまでの距離は少し物足りない気分だった。
「…あれ…?」
茉莉はエレベーターホールから近い一つ目の部屋に差し掛かかる瞬間に、501号室の玄関扉が少し開かれていることに気付いた。