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あるマンションでの出来事
第4章 6階と7階
「彼女が落ちたのは、俺たちがいた5階よりも上のはずだから」

「…あ…そっか…」

「彼女、5階にいたわけじゃないんでしょ?」

「う、うん。上から落ちてきたから」

「なら、彼女がいたのは6階か7階だ」

「うん」

「自殺かもしれないし、もしかしたら…」

「もしかしたら?」

「他殺かもしれない」

「え…」



佐伯の言葉に一瞬で空気が凍る程の冷たさが漂った。
他殺、そう佐伯は言っていた。
自殺でも怖い感情はあるのに、他殺となると“犯人”が存在することとなる。
女の人が落ちてから誰かが走るような音は一切聞いていない。
階段を使う音も、エレベーターが動く音も何一つ聞いてもいないし、見てもいない。
よって考えられることは一つ。もし、他殺だったなら、このマンション内に犯人がいることになる。その犯人と対面するかもしれない。
そう考えただけで、茉莉の体は恐怖と不安により震えだした。
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