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あるマンションでの出来事
第4章 6階と7階
「いい頃合いかな」



男は呟くと、茉莉の足を広げるように持つと、一気に熱くねっとりとした茉莉の中へ挿入をした。
突如来る、締め付けられるような窮屈な感覚に、茉莉の体は大きく反応を示した。



「ちょっ…やめ…」



茉莉がよがるように逃げる度に揺れる白く柔らかい胸が、男の視覚と精神に快感を与えていく。拒否反応が聞こえなかったのか、それとも聞こえないようにしていたのか、男は一気に腰を激しく茉莉に打ち付ける。
繰り返される腰の動きに刺激された茉莉の中から熱い液が流れていく。これだけは茉莉の意志ではどうにもならないことだった。


どんなに逃げようとしても、逃れられない現状に、茉莉の体から力が抜けていく。自身に起きていることに身を任せると、途端に快感が茉莉の脳へ到達した。茉莉の下半身は痙攣を起こし、白い液体を溢れさせる。荒い呼吸は次第に落ち着きを取り戻し、茉莉は呆然とその場に横たわっていた。


“バンッ!!”


意識が遠くに行きそうになった瞬間、突然大きな音が扉から聞こえてきた。途端に茉莉の意識が覚醒する。
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