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あるマンションでの出来事
第1章 いつもと同じはずの日常
顔を赤らめた茉莉は、ニヤニヤとする要の視線を他所に下着と服を身に着けると、軽くメイクを施し出勤スタイルを作った。
茉莉と要は同じ職場の同僚だ。
部署は違い、全く接点がないけれど、同じマンションと同じ通勤路で度々顔を合わせ、偶然に社内で会うことがあってから、急激に仲良くなっていった。初めて体を重ねたのは、会社全体の忘年会の日。お酒を飲みすぎた茉莉は、ふらふらとなりながらも帰路に着いていた。そこに現れたのは、要。体を支えてもらい、歩こうとするけれど、体が言うことを聞かない。ついに支えることにも限界を迎えた要は、仕方なしにラブホテルに入ることになった。
部屋に着くと、要はベッドに茉莉を寝かせ、しばらく側にあるソファに座っていた。
それからどのくらいの時間が経ったのか、ソファで転寝をしていた要は茉莉の声で目が覚める。
「え…ここ…え?」
驚いたような表情で、ベッドから身を起こした茉莉は要へ視線を送っていた。
「あぁ…大丈夫?かなりお酒入ってたみたいだけど…」
「え…?あ…う、うん…」
「途中までは歩いてたんだけど、途中から力が抜けてしまったように寝てしまったから、ここに来るしかなかったんだ。もし、嫌な感じだったらごめん…」
「あ…そうだったんだ…その、私こそごめんなさい。本当に迷惑をかけてしまって…」
「いや、大丈夫ならいいんだ」
「うん、もう起きれるし…ごめん…私シャワー浴びてくる…」
茉莉と要は同じ職場の同僚だ。
部署は違い、全く接点がないけれど、同じマンションと同じ通勤路で度々顔を合わせ、偶然に社内で会うことがあってから、急激に仲良くなっていった。初めて体を重ねたのは、会社全体の忘年会の日。お酒を飲みすぎた茉莉は、ふらふらとなりながらも帰路に着いていた。そこに現れたのは、要。体を支えてもらい、歩こうとするけれど、体が言うことを聞かない。ついに支えることにも限界を迎えた要は、仕方なしにラブホテルに入ることになった。
部屋に着くと、要はベッドに茉莉を寝かせ、しばらく側にあるソファに座っていた。
それからどのくらいの時間が経ったのか、ソファで転寝をしていた要は茉莉の声で目が覚める。
「え…ここ…え?」
驚いたような表情で、ベッドから身を起こした茉莉は要へ視線を送っていた。
「あぁ…大丈夫?かなりお酒入ってたみたいだけど…」
「え…?あ…う、うん…」
「途中までは歩いてたんだけど、途中から力が抜けてしまったように寝てしまったから、ここに来るしかなかったんだ。もし、嫌な感じだったらごめん…」
「あ…そうだったんだ…その、私こそごめんなさい。本当に迷惑をかけてしまって…」
「いや、大丈夫ならいいんだ」
「うん、もう起きれるし…ごめん…私シャワー浴びてくる…」