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あるマンションでの出来事
第4章 6階と7階
何度気を失い、何度突き上げられる窮屈な感覚にさせられたのか、それでも茉莉は要の腕の中が一番安心できた。
「茉莉…床汚れちゃったよ」
「うん…でもいいの…それもでも私は、要を感じていたいの」
「嬉しいこと言ってくれるね…初めてだよ、こんなこと」
「…え…初めてって…私、そんなに口に出したことなかった?」
「うん、俺の前では全然」
「えぇ…言った記憶あるのにな…夢かな…」
「そうだね…夢かも」
再び重ね合う唇の音が響き渡る。休む間もなく茉莉の口内は、要で満たされていた。
「要…」
「ごめん…なんか…止まらない。止められないんだ」
「でも…」
「ごめん…そうだよな。ホントごめん。もう一度だけキスをさせて。深く柔らかいキスを…」
「茉莉…床汚れちゃったよ」
「うん…でもいいの…それもでも私は、要を感じていたいの」
「嬉しいこと言ってくれるね…初めてだよ、こんなこと」
「…え…初めてって…私、そんなに口に出したことなかった?」
「うん、俺の前では全然」
「えぇ…言った記憶あるのにな…夢かな…」
「そうだね…夢かも」
再び重ね合う唇の音が響き渡る。休む間もなく茉莉の口内は、要で満たされていた。
「要…」
「ごめん…なんか…止まらない。止められないんだ」
「でも…」
「ごめん…そうだよな。ホントごめん。もう一度だけキスをさせて。深く柔らかいキスを…」