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彼は天然記念物
第2章 鈍感

……………………………………………
「やべえ…遅刻だわ………」
ヤりすぎた……3回戦もヤっちゃったよ……
「うわあぁぁぁ!遅刻だぁぁー!!」
…ん?この声って…
まさかアイツ…!?
通り過ぎていく後ろ姿…
「…あ……あ!あぁぁぁ!!」
通り過ぎちまったよ!
っていうか、こないだも置いてけぼりにされたし!!
クソが……こうなったら…
狙うは昼休み!!
…と俺が意気込んだ瞬間だった。
「うおぉぉぉおるあぁぁあああ!!」
ガンッ
「痛あぁぁぁ!!」
後ろから強烈なハイキックが俺を直撃した。振り返ればあのイケメンがイヤミったらしい笑みを浮かべながら隣を通り過ぎていった。
……俺は聞き逃さなかったぞ…
アイツが隣を通り過ぎたとき
「残念だったなぁ…?俺、昨日アイツと寝ちゃったんだ~(笑)」
と言ったことを。
嘘だろ~…
嘘だ…嘘であって欲しい!
「う…うわあぁぁぁ!!」
俺はその日自己最高記録の速さで教室に飛び込んだ。
「やべえ…遅刻だわ………」
ヤりすぎた……3回戦もヤっちゃったよ……
「うわあぁぁぁ!遅刻だぁぁー!!」
…ん?この声って…
まさかアイツ…!?
通り過ぎていく後ろ姿…
「…あ……あ!あぁぁぁ!!」
通り過ぎちまったよ!
っていうか、こないだも置いてけぼりにされたし!!
クソが……こうなったら…
狙うは昼休み!!
…と俺が意気込んだ瞬間だった。
「うおぉぉぉおるあぁぁあああ!!」
ガンッ
「痛あぁぁぁ!!」
後ろから強烈なハイキックが俺を直撃した。振り返ればあのイケメンがイヤミったらしい笑みを浮かべながら隣を通り過ぎていった。
……俺は聞き逃さなかったぞ…
アイツが隣を通り過ぎたとき
「残念だったなぁ…?俺、昨日アイツと寝ちゃったんだ~(笑)」
と言ったことを。
嘘だろ~…
嘘だ…嘘であって欲しい!
「う…うわあぁぁぁ!!」
俺はその日自己最高記録の速さで教室に飛び込んだ。

