この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
彼は天然記念物
第3章 動機

「……俺、有舂兄が好き」

…は?

「…は?」

心の中で思ったことがそのまま口に出た。

正に、は?だよ。


俺が好き?
そんなこと前からだろ?
なんでわざわざ言うんだよ?
家族なんだから好きで当然じゃないのか?

「そんなこと家族なんだから当然だろ?」


…なんでだろう。

笑ってるのに

笑ってるのに笑えない。

今の俺の笑顔は不自然極まりないだろう。

歯を覗かせる唇の両端が引きつりすぎて痙攣してきた。





「……俺の感情は…当たり前じゃない。狂ってるんだ。家族としてじゃない。人として好きなんだ。」



………判ってたさ。

直樹が言葉を選んでるうちに、気づいてたよ。

視界がぼやけてくる。






「有舂兄…………
俺を女遊びから救いたいのなら……
これっきり、これっきりで良いから。…………………抱かせて……?」





「……………………直……樹……………」




/32ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ