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彼は天然記念物
第2章 鈍感
「やっぱり有舂季だあ…!」

声の主は無愛想ツンデレ系のイケメンだな。
「……どちら様で?」

「あ゛ぁ?」

………俺が話し掛けてもこんな感じなのに、
「紫狼…?」

「有舂季~ッ!」

コイツが話し掛けるとデレンデレンだ。

「ていうか、なんでそんな格好してんの?………テメェさっさと退けよ……」

おぉ、恐い…  

ツンデレがタイプの男を立たせると、タイプの男は喋り始めた。

「紫狼助けて~……なんかこの人路上セックスしてたのに覗き見しただとかいちゃもん付けてくる~」

「へ~……俺の有舂季はピュアなんだから、そういうことしないでくれる?……それに、キスしようとしてたろ…?」

え!?なんで知ってんの!?

「はあ!?してな「目ェ閉じて鼻の下伸ばした野郎がキスしようとしてない訳ないだろ…?」

俺の襟元に掴み掛かるツンデレはどっかの殺し屋みたいだ。
…そういえば、さっきから有舂季だ紫狼だって名前か…?……俺名前すら知らないで落とそうとしてたのか。

「なあ、お前ら名「言うわけねぇだろうが」

見事ツンデレがシャットアウト。

「名前ぐらい教えてくれてもいいだろうが!!」

「ふらふらとセフレしか作らない男に名前は教えてやらん」

さっきからツンデレが的確な急所ばかりを突いてくるので、それはそれはかなりのダメージを喰らう。

「紫狼…!どうせ学校に居るんだからいずれか知られちゃうよ……」

「え!?同じ学校に居たの!?」

タイプの男はしまったと言わんばかりに口元を慌てて両手で塞いだ。
…これはイイコト聞いたなぁ~……
まったく、こんなにもタイプの奴…なんで俺は知らなかったんだ…!

「あーあ……もう…ダメじゃん有舂季………ま、そういうドジなところも好きだよ…」

ツンデレはそう呟くとタイプの男にキスをした。

「ん……」


タイプの男の唇から漏れた僅かな声が俺を煽る。…ってそれどころじゃない。

「なにキスしとんじゃあぁぁ!!」

「なに妬いてんの(笑)…それに、別に俺はしてもいいんだよ……ね…?」

「うん……ん…」

タイプの男は今度は自分からツンデレにキスをした。
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