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彼は天然記念物
第2章 鈍感

紫狼side
「なにキスしとんじゃあぁぁ!!」
有舂季にキスをすると目の前のかの有名ヤりチン男、涼太がぶちギレた。
こりゃあ有舂季に一目惚れだな…
そりゃあ有舂季は前々から無邪気で純粋で優しいし、ルックスもイイところが、男女共々人気だった。
(いわゆる完璧って奴だな。
ま、俺が有舂季にキスをしていいのとされるのは親友であり、命の恩人だからだ。
詳しく言うと、俺や有舂季が男や女に絡まれたとき、その場に居合わせた場合のみキスがOKなのだ。
「ん…」
有舂季のキスの仕方はぎこちないけど、そのキスが俺は堪らなく好きだ。
…話は変わるけれども、簡潔に言えばお互いの身を守るための術のようなモノだ。
……本当は…俺は、そういうの関係ナシに好きなんだけど…有舂季は天然だから気付くはずもなく、二年経ってしまった。
「……有舂季、行こっか。」
「…うん」
繋いだ有舂季の手は柔らかくて、暖かくて…
涼太を置き去りにしたまま有舂季の家へと向かった。
「なにキスしとんじゃあぁぁ!!」
有舂季にキスをすると目の前のかの有名ヤりチン男、涼太がぶちギレた。
こりゃあ有舂季に一目惚れだな…
そりゃあ有舂季は前々から無邪気で純粋で優しいし、ルックスもイイところが、男女共々人気だった。
(いわゆる完璧って奴だな。
ま、俺が有舂季にキスをしていいのとされるのは親友であり、命の恩人だからだ。
詳しく言うと、俺や有舂季が男や女に絡まれたとき、その場に居合わせた場合のみキスがOKなのだ。
「ん…」
有舂季のキスの仕方はぎこちないけど、そのキスが俺は堪らなく好きだ。
…話は変わるけれども、簡潔に言えばお互いの身を守るための術のようなモノだ。
……本当は…俺は、そういうの関係ナシに好きなんだけど…有舂季は天然だから気付くはずもなく、二年経ってしまった。
「……有舂季、行こっか。」
「…うん」
繋いだ有舂季の手は柔らかくて、暖かくて…
涼太を置き去りにしたまま有舂季の家へと向かった。

