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奴隷家族- 催眠術師の秘密倶楽部 第二部 -
第9章 美優-処女喪失
『…ダメっ…ダメっ…吸っちゃダメっ…』

美優は眼を固く閉じ眉間にシワを寄せ苦悶の表情で止めようとするが身体は影虎の匂いをどんどん吸い込んでいく。

『いい顔だ。美優。嫌がりながらも拒絶できない。自分の身体が自分の思い通りにできない絶望感が、やがて支配される悦びに変わっていく。もっと感じるんだ。美優。もっと絶望感を感じろ』

美優の表情を影虎は唇を歪め陰湿な笑みを浮かべて楽しむ。

『…何で?…どうして?…どうして吸っちゃうの?…』

美優は混乱しパニックに陥る。

実際、影虎のち○ぽの先から滲み出てくる汁は無味無臭で美優が感じているのは影虎の体臭である。

『…あぁぁぁ…入ってくる…この人の匂いが…入ってくるぅ…』

大きく膨らんだ美優の肺に影虎の体臭が充満する。

「…どう?…いい香りでしょ…先生の匂い…美優の好きな香り…嗅いでいると…心が充たされて…幸せを感じる…先生の香り…」

理沙の囁きが美優の五感を操る。

『…いい香りじゃないよ…こんな…男の匂い…いい…香りのわけ…ない…じゃ…な…い…?…えっ?…えぇ~!?…』

美優はいつもハンカチにアロマオイルを一滴垂らしている。

競技の前にはハンカチに染み込ませたアロマの香りを嗅いで緊張を解す。

大体は、鎮静効果があるカモミールローマンかサイプレスだが好奇心旺盛な美優は色々試していた。

友達に貰ったイランイランを嗅いだ時には、乳首とお○んこが熱くなり逆に興奮してしまった事があったので、それ以来、イランイランは机の引き出しの奥にしまいこんで使っていない。

『…この香り…サイプレス?…いえ…ちょっと違うな…サンダルウッド?…パチュリー?…プチグレン?…どれとも微妙に違うけど…いい香り…落ち着く…さっきまでの嫌な気分が無くなって…落ち着くぅ…』

理沙の暗示で影虎の匂いが美優の記憶に残っている良い香りに置き換わった。

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