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第10章 由紀恵-旦那の前で

「酷い女だな。由紀恵は。旦那のち○ぽの事、そんな風に言うなんて、由紀恵は本当に酷い淫乱女だ」

ズズッブシュ、ズズッブシュっとリズミカルな音と由紀恵の女臭が部屋に充満する。

「…ママ…凄い…」

理沙が呟く。

理沙も美優も、いつの間にか影虎の乳首攻めをやめて2人のプレイに魂を奪われた様に吸い込まれていた。

「…だって…だって…ホンとの事…ホンとの事なんですぅ…パパのち○ぽは…貧弱ぅ…全然…気持ちよくよくならない…全然…気持ちよくしてくれない…貧弱ち○ぽぉ…」

由紀恵の溜まっていた感情が解放される。

「由紀恵。旦那に謝りなさい。酷い事を言って、旦那が傷ついてるよ。由紀恵。旦那に謝りなさい。謝りながら由紀恵の感じている悦びを旦那に伝えなさい。女としての悦びを旦那に謝りながら伝えなさい」

影虎の言葉が、蕩けた眼で天を仰ぎ涎と鼻水と涙を溢れさせ腰を艶かしく動かしている由紀恵を妄想世界に留める。

「…あぁぁぁ…パパ…ごめんなさい…酷い事…言って…ごめんなさい…でも…ホンとの事…ずっと…ずっと…耐えてきた…ずっと…耐えてきたの…ママ…もっと…気持ちよく…気持ちよくなりたかった…パパに…気持ちよく…して欲しかった…パパの事…愛してたから…パパの事…大好きだったから…もっと…ママ…気持ちよくして欲しかった…」

由紀恵の語る旦那への愛は過去形だった。

もはや由紀恵の愛は旦那には向いていない。

由紀恵の愛は身体も心も満たしてくれる影虎に注がれていた。