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それでも大好きなんだーっ!
第6章 もあちゃんとくるみちゃん
ついにベルトを外したくるみは、突進するかのような勢いで体当たりして、翼を押し倒す。

咄嗟にくるみの身体を庇って下敷きになった翼が、打ち付けた背中の痛みに顔を歪める隙に、そのズボンを下着ごと剥いだ。


「きゃっ、きゃあ‼︎ 」

もあにとって、父親以外の男性器は初めて目にする。

思わず叫び両手で顔を覆ったもあの隣で、うさこは慌てて立ち上がり2人に駆け寄った。


無反応な翼のそこに、うっ…と息を詰まらせるくるみに、

「……もう、いいかな?退いて」

掛けられた怒り混じりの翼の声。恐る恐るその顔を見れば、冷たい視線が注がれていた。


「く、くるみちゃん!もうやめて!」

駆け寄ったうさこは、くるみの腕を引き翼の上からその身体を降ろそうとするが、うさこの小さな身体でくるみの大きな身体を動かせる訳がない。

逆に、うさこの腕がくるみに捕まえられ引き倒される。

「……舐めて」

「え……?」

キッ…とうさこを睨み、くるみは翼の無反応なそこを指差す。

「あんたが舐めて、使える状態にして!」

戸惑ううさこの髪を掴み、くるみは力任せにその顔を翼の股間に埋めた。


そっ…と翼の手がくるみの手に触れる。

場違いにトキメクくるみのその手が掴むうさこの髪を、翼は優しく解放した。


「……つーくん……ごめんなさい……」

「うさこ……ごめん」

巻き込んで、ごめんなさい……

望むことしてあげられなくて、ごめん……

互いに、泣きそうな顔で見つめ合う翼とうさこ。


その翼の上で、くるみは忌々しげに2人を睨んでいた。


顔を上げたうさこの背後から、足音が近付く。

うさこが振り返る前に、

「きゃぁっ⁉︎ 」

うさこのスカートが捲り上げられ、勢い良く下着がズリ降ろされた。


「……え……?」

翼も驚きに目を見開いている。

「もあちゃん?」

振り返ったうさこも、下着を下げた人物に驚いた。


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