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それでも大好きなんだーっ!
第1章 彼女はうさこ
「んむっ…ふぐっ…‼︎ 」

「うさっ…歯、引っ込めて…く、ち…窄めて…んっ…」


翼の望むように、うさこは必死にしゃぶりつく。

けれど、

身体の小さなうさこの口も小さいのか、

はたまた、翼のそれが大きいのか、

時折、翼が腰を寄せれば、うさこの喉奥まで突き上げられて苦しくなる。


(苦し…っ…むず、かし……)

それがどれ程の時間だったのか、苦痛でしかないうさこにとっては やけに長く感じる。

(つーくん、が…満足するまで…なんて……もた、ない……)

涙がポロポロと零れ落ちる。

堪え切れずに首を横に振り始めたうさこに気付き、翼はさっと腰を引いた。


「じょ、ずに…っは…ぁ…出来なくて……はぁっ…はぁっ……ごめん」

肩を上下させ、必死に呼吸を整えながら、うさこは翼に頭を下げる。


「うさ、こういうの…始めて?」

翼の優しい口調に、泣き濡れた顔を上げるうさこ。

初めて見るうさこの泣き顔に、翼の胸がドキドキと忙しく脈打ち始める。


「う、ん……っ、エッチどころか……男の人と付き合うのも、初めて……」

そう言ったきり、かぁっと顔を真っ赤に染めて俯くうさこ。

その可愛いらしい姿に、翼の熱が一気に滾った。


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