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それでも大好きなんだーっ!
第2章 夏帆さん vs うさこ ⁉︎
口内に滑り込む翼の熱い舌を、受け止めきれずうさこの身体から力が抜けていく。

(き、キスまで上手いなんて……カ・ン・ペ・キ♡)

蕩け切った瞳で翼を見上げるうさこ。

翼は満足げに口端を上げて笑った。


「い…伊久美くん……っ」

震えながら服を拾い、夏帆は翼に声を掛ける。

「あれ?まだいたの?」

耳だけ夏帆に貸して、翼の視線はうさこに注がれたまま。

その指は、うさこの下着を横に避けて、蜜に濡れたバージンピンクのヌメリの中へと埋められる。


「あ、あ、あンッ」

毎日ここを弄るのは、翼だけじゃなく、うさこも1人でしているのだろう。

人差し指と共に中指が入るほど、うさこの蜜口が解れてきている。

翼の腕に抱き着き、快楽からキツく目を閉じたうさこ。

それを確認して、翼の視線がゆっくりと夏帆に向けられた。


「何?見ていく?」

うさこの中をかき混ぜながら、翼は夏帆に優しい笑みを向ける。

悔しいけれど、やっぱりどうしようもなく好きだと…夏帆は拳を握る。


「……っ……また、しようね?」

セフレでもいい…傍にいたいと覚悟を決めた、夏帆の震える声。

「うん。また ”うさの前で” しようね?」

「─────…っ‼︎ 」

決死の覚悟を一蹴された夏帆の顔が、一気に後悔に歪む。


それなのに、

「つーくんっ…気持ちいっ…イッちゃう…っ!」

うさこの嬌声に、夏帆は挑むようにキッと翼を見た。


「絶対よ?絶対またしようね!」

そう言ってうさこを睨み、着替えを終えた夏帆は部屋を出ていく。



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