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それでも大好きなんだーっ!
第2章 夏帆さん vs うさこ ⁉︎
初夏の風が、まだ学内にいる学生の声を運んでくる。

遠くの声を掻き消すように、グチュグチュと響く水音。

不意に、人の気配がして、うさこは慌てて顔を上げようとする。

だけど、後頭部は翼に押さえ付けられていて動かすことが出来ない。

ジャリ…と石を踏む音が間近で聞こえる。

足音は一つ。

足音から推測するに、男の人だ。

その足音は、うさこと翼の足元で止まった。


「ん、ンっ!」

誰かが来たことを知らせたいのに、翼はうさこの唇を離さない。

それどころか、蜜壷に挿した指の動きを速め、更に大きな水音を立てる。


(まさか…っ…わざと⁉︎ )

かぁぁっと全身に熱が回る。

恥ずかしくて、翼を恨みたい気持ちになる。


それ、なのに…

うさこの足は無意識に大きく開いていく。

うさこのお尻は持ち上がり、艶めかしく動き出す。


それはまるで…

(見、て……わた、し…の……厭らしい、ところ……)

羞恥が、

身体を埋め尽くすような興奮を呼んで、

興奮が、

新たな快楽を呼び起こす……


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