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それでも大好きなんだーっ!
第3章 深雪ちゃん(*≧艸≦)
その後の講義なんて頭から消えて、うさこはその勢いのまま自宅へと帰って来ていた。

シャワーを浴び終え、下着姿で鏡の前に立つうさこは、眉間に深く皺を寄せる。


「デート…といえば、ノーパンにミニスカートよね?」

ノーマル世界から随分とズレた持論を呟きながら、うさこはクローゼットから数枚のスカートを引っ張り出す。

「見えそうで見えない感じ…だと……これかな?」

白のレースのフレアスカートを履いて、くるりと一周 回って見せる。

「でも…脱がせやすいワンピースの方がいいのかな?」

今度はワンピースを引っ張り出して、身体に当てて見る。

「ワンピースはダメ!子供っぽくなっちゃう!」


うーん、うーん…と唸りながら、鏡の前でうさこ1人のファッションショーが何時間も繰り広げられる。


「ノーパンなら上もノーブラ?それがテッパンなの?」

悩む内容がズレてる時も多々あるが、

「どうしよう。つーくんはどんな服装が好みなのかな?」

うさこも恋する乙女であることは間違いなさそうだ。


♪〜♪〜
短い着信音はメールだ。

『うさ、お待たせ。今から駅に向かうね』

翼からのメールに、

「え⁉︎ もうそんな時間⁉︎ 」

慌てて身支度を済ませると、うさこは慌てて駅へと向かった。



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