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それでも大好きなんだーっ!
第3章 深雪ちゃん(*≧艸≦)
「うさ!」

そのまま腕を引き寄せられて、うさこの身体は翼の腕の中へとすっぽりと収められる。

「ちっさい」

いつものセリフを言って、翼は優しく笑いかける。

ドキドキと高鳴る胸。

同時に、昂りかけた下腹部が疼く。


「つーくん」

「ん?」

ギューっとキツく抱き着いたうさこを、翼もまたキツく抱き締め返す。


付き合い始めて3週間。

甘々な恋人同士の時間。

だが、

「デートって初めてでよくわからなくて……ノーブラノーパンで大丈夫でしたか⁉︎ 」

うさこの言葉に、ガバッとその身体を引き剥がす翼。

「え?え?ダメ?でしたか?」

泣き顔に歪んでいくうさこの目の前で、腰に巻いていたチェックシャツを外した翼は、

「ダメに決まってるだろ」

薄着なうさこの身体にそのシャツを巻き付けた。


長身な翼。おチビなうさこ。

翼のチェックシャツはうさこにとってはワンピースのようで、翼の匂いに包まれてうさこはご機嫌な笑みを見せる。


「うさ。下着なしは ”お仕置き” なんだから、何でもない時にしたらダメだよ」

うさこの腰を抱き寄せて、翼はその耳へと唇を寄せる。


「”お仕置き” ……なら、私を放って女子高生と戯れていたつーくんも ”お仕置き” にノーパンに…」

「ならないよ」

「あ、痛っ!」

グイッと強く引寄せたうさこのお尻を、翼の手がギュッとキツく摘む。


突然の痛みに驚いて、睨むように翼を見上げるうさこ。

うさこのその顔に、翼の身体に熱が滾り出す。


「俺の断りもなく勝手な事してきた ”お仕置き” に、今日のデートはこのまますること」

そう言って、翼は意地悪な笑みを浮かべた。



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