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それでも大好きなんだーっ!
第3章 深雪ちゃん(*≧艸≦)
いつもはうさこが背伸びをしなければ届かない翼が、今日は屈んで歩いてくれる。

いつもうさこに合わせてくれる歩調も、今日はいつもよりものんびりだ。

それらは全て、ノーパンなうさこを想っての翼の優しさ。

うさこはウキウキと浮かれては時折嬉しそうに飛び跳ね、スカートが浮いた瞬間に入り込む空気に身体をゾクリと震わせる。


「どこに連れてってくれるの?」

ピョンピョン跳ねて翼の耳元へ声を届けるうさこ。

そのスカートの裾を下へ下へと引いて更に身を屈める翼の様子に、今度は嬉しさで身体を震わせる。


「俺、デートってしたことなくて……うさこはどこか行きたいところある?」

セフレはたくさんいても、恋人はいたことがなかった。

意外にも ”初デート” な翼だが、対するうさこも全くの初めてだ。

しかもうさこは、

「じゃ、じゃあ!ラブホに!」

筋金入りの変態。


「……ラブホ?」

「行ったことなくて!行ってみたい!」

キラキラ瞳を輝かせるうさこに、翼はクスッと小さく笑う。

「うさこらしいね。いいよ」

あっさり決まったデート先は、いかにも2人らしい場所だ。



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