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それでも大好きなんだーっ!
第3章 深雪ちゃん(*≧艸≦)
「それは後でたっぷり堪能させてあげる。今は、お腹を満たしてくれるもの食べに行こう」

パンが大好きといううさこ。

翼は、メニューにパンケーキがあるファストフード店へと入る。

時間が少し早いためか、余り混んでいない店内に、興奮したうさこの声が響く。


「あぁっ、堪能♡じゃあ、エッチなビデオを観て1人エッチするつーくんの動画を…」

「また〜?1人でするより、うさことしたいんだけどな」

「それじゃあ動画が撮れません!」

力説するうさこに、翼の視線が意地悪く細められる。

そして、

「俺が撮ってあげるよ。ハメ撮りフォルダ作って?」

翼の言葉に、

「ハメ⁉︎ やっ、それはっ‼︎ 」

真っ赤になるうさこ。


「エロうさは時々そういう可愛い反応するよね。堪んない」

変態うさこの扱いに、すっかり慣れてきた翼。

最後はいつも、翼の勝ちとなる。



「それって子供用のセットじゃないの?」

うさこのパンケーキセットを指差す翼。

子供用のセットですら、半分が限界の少食なうさこ。

「だからちっさいんだよ」

そう言って、自身のガッツリセットを食べ終えた翼がうさこの残りを食べてくれる。


(食べてる姿って…厭らしい……)

手に付いたポテトの塩を舐めるつーくん。

ソースの付いた唇を舐めるつーくん。

翼の行動一つ一つが、うさこの携帯のカメラに収められていく。



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