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それでも大好きなんだーっ!
第1章 彼女はうさこ
「男の俺に、そういう需要があるなんて知らなかったなぁ。結構近くから撮ってたでしょ?全然気付かなかった」

スパイになれるねーなんて優しく笑う翼に、うさこも笑顔になる。


「あのっ、あの…これから動画コレクションも増やしたいんです!またこっそり撮ってもいいですか⁉︎ 」

うさこのお願いに、一瞬 驚いた顔をした翼だけど、すぐに笑顔で頷いてくれる。

「うさこって、”変わり者” とか ”変態” って言われるでしょ?」

笑って許してくれた翼に、うさこのトキメキも加速していく。


「あの、あのっ…」

「ん?今度は何?」

すっかりうさこに興味が湧いたのか、翼は面白そうにうさこを見る。


「あの!つーくんに一目惚れしたんです!大好きなんです!私を、つーくんの彼女にして下さい!」


だが、うさこのこの言葉にさすがにその笑みを引っ込めた。


「……ダメ……ですか?」

シュン…と明らかに凹むうさこに、翼は慌てて言葉を紡ぐ。

「いや…だって……あ、コレクションは?うさこと付き合ったらコレクションが増えないよ?」

「私を彼女にしてくれたら、浮気は止めません!」

「え⁉︎ 」

「浮気を止めない代わりに、それを覗くことを許して下さい。あ、あと!写真や動画を撮ることも許して下さい」

「…………」

さすがのプレイボーイも、うさこの言葉に絶句する。


「こんな変態、嫌ですよね…」

自嘲気味に呟いたうさこ。

涙を堪えるその表情に、翼の中の何かが疼いた。

そ…っと、翼の腕がうさこを包む。

「うさこ、ちっさい」

腕の中にすっぽり収まるうさこが堪らなく愛おしくなる。


「……いいよ」

「え?」

「うさこ、俺の…彼女になって?」



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