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それでも大好きなんだーっ!
第4章 お、お母様Σ(゚Д゚;)

(キンチョー!キンチョーする!)
玄関チャイムの前で、うさこは何度も深呼吸を繰り返す。
宣言通り、
翌朝、うさこは翼の家の前へと来ていた。
(お、お母様がいたら…どどっどうしよう⁉︎ )
震える手をチャイムへと伸ばすが、最後の数センチが進まない。
「う〜〜っ……うぁっ……う〜〜っ」
震えながら停止するうさこの指を押し退けて、
ピンポーン
さっと伸びてきた指がチャイムを押していた。
「うぇえぇっ⁉︎ 」
驚いて振り返れば、
「うさちゃん、ファイト‼︎ 」
胸の前で拳を作った深雪が笑っていた。
「ままままだっ、ここっ心の準備がぁっ‼︎ 」
焦るうさこの背後で、
ガチャ…とドアの開く音がする。
サッと隠れてしまった深雪。
うさこは恐る恐る振り返る。
「……どなた?」
思い切り眉根を寄せ、うさこへ怪訝な視線を向ける翼の母親に、
「ひぃぃいいぃぃっっ!いきなりラスボス‼︎ 」
うさこは白目を剥いた。
ものすごいその形相に、
「はぁ?らすぼす?そんな名前じゃないんだけど?」
普通に返せる母親は、なかなかの強者だ。
「おはっ、おはよう…ござります!」
「…………」
「わたくし、永瀬…うた、うたこと申します!つつつつばっ、翼さんを…私に下さい‼︎ 」
しどろもどろ…どうにか言葉を紡いだうさこの目の前で、
「……失せろ」
パタン…無情にも玄関ドアは閉められた。
玄関チャイムの前で、うさこは何度も深呼吸を繰り返す。
宣言通り、
翌朝、うさこは翼の家の前へと来ていた。
(お、お母様がいたら…どどっどうしよう⁉︎ )
震える手をチャイムへと伸ばすが、最後の数センチが進まない。
「う〜〜っ……うぁっ……う〜〜っ」
震えながら停止するうさこの指を押し退けて、
ピンポーン
さっと伸びてきた指がチャイムを押していた。
「うぇえぇっ⁉︎ 」
驚いて振り返れば、
「うさちゃん、ファイト‼︎ 」
胸の前で拳を作った深雪が笑っていた。
「ままままだっ、ここっ心の準備がぁっ‼︎ 」
焦るうさこの背後で、
ガチャ…とドアの開く音がする。
サッと隠れてしまった深雪。
うさこは恐る恐る振り返る。
「……どなた?」
思い切り眉根を寄せ、うさこへ怪訝な視線を向ける翼の母親に、
「ひぃぃいいぃぃっっ!いきなりラスボス‼︎ 」
うさこは白目を剥いた。
ものすごいその形相に、
「はぁ?らすぼす?そんな名前じゃないんだけど?」
普通に返せる母親は、なかなかの強者だ。
「おはっ、おはよう…ござります!」
「…………」
「わたくし、永瀬…うた、うたこと申します!つつつつばっ、翼さんを…私に下さい‼︎ 」
しどろもどろ…どうにか言葉を紡いだうさこの目の前で、
「……失せろ」
パタン…無情にも玄関ドアは閉められた。

