この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
それでも大好きなんだーっ!
第4章 お、お母様Σ(゚Д゚;)
(キンチョー!キンチョーする!)

玄関チャイムの前で、うさこは何度も深呼吸を繰り返す。

宣言通り、

翌朝、うさこは翼の家の前へと来ていた。


(お、お母様がいたら…どどっどうしよう⁉︎ )

震える手をチャイムへと伸ばすが、最後の数センチが進まない。

「う〜〜っ……うぁっ……う〜〜っ」

震えながら停止するうさこの指を押し退けて、

ピンポーン

さっと伸びてきた指がチャイムを押していた。


「うぇえぇっ⁉︎ 」

驚いて振り返れば、

「うさちゃん、ファイト‼︎ 」

胸の前で拳を作った深雪が笑っていた。
 

「ままままだっ、ここっ心の準備がぁっ‼︎ 」

焦るうさこの背後で、

ガチャ…とドアの開く音がする。

サッと隠れてしまった深雪。

うさこは恐る恐る振り返る。


「……どなた?」

思い切り眉根を寄せ、うさこへ怪訝な視線を向ける翼の母親に、

「ひぃぃいいぃぃっっ!いきなりラスボス‼︎ 」

うさこは白目を剥いた。

ものすごいその形相に、

「はぁ?らすぼす?そんな名前じゃないんだけど?」

普通に返せる母親は、なかなかの強者だ。


「おはっ、おはよう…ござります!」

「…………」

「わたくし、永瀬…うた、うたこと申します!つつつつばっ、翼さんを…私に下さい‼︎ 」


しどろもどろ…どうにか言葉を紡いだうさこの目の前で、

「……失せろ」

パタン…無情にも玄関ドアは閉められた。


/162ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ