この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
それでも大好きなんだーっ!
第4章 お、お母様Σ(゚Д゚;)
「つーくん♡」

バイト上がりの翼を待ち受けていたのは、

「うさ。待っててくれたの?」

今日からしばらくの間、翼を任されたうさこだ。


翼がどれ程までにうさこに心を開いているのか…

その笑顔に、その態度に、現れていた。

だからこそ、自身の冷却期間、うさこのところに身を寄せることを了承した。


だが、

翼の母親は、うさこの本質を知らない。



「ジャ、ジャ─────ン‼︎ 」

得意げな顔をしたうさこに導かれ、翼が連れてこられた部屋…

「……うわ……予想以上……」

キッチンからリビングまで一つながりの部屋の最奥のつい立で仕切られた空間。

そこは、

「つーくん’ズ ルームです♡」

シングルベッドの周りの壁には、うさこのコレクション写真達がポスター並みに引き伸ばされ貼られていた。


「落ち着かない……」

自身のイキ顔。

それがポスターになり、壁一面に貼られている…

翼はため息を吐き出した。


「ていうか、あれは?」

翼が指差す先には、あちこちに取り付けられたビデオカメラやデジカメが……

「一日中つーくんをカメラで追えるんです!シャッターチャンスを逃さないように!どんな角度からでも狙えるように!増やしてみました!」

何故か胸を張るうさこ。


「……外して」

言うが早いか、うさこが背伸びして必死に取り付けたカメラ達が、翼にやすやすと外されていく。


「ああ…夜中まで掛かったのに……」

何度足が攣ったかわからないのに…

あんなに高くに取り付けた筈なのに、つーくんには軽々届いてしまうのか…

うさこはガックリと肩を落とす。

そんな姿も翼の笑いを誘った。


こんなに笑えるのは…

こんなに気持ちが軽いのは…

「うさこ。今日はいろいろありがとう」

うさこのおかげでもあると、翼は頭を下げた。


カシャ…

シリアスなシーンでのシャッター音。

「真面目に話してるんだけど!」

顔を上げた翼がうさこの手から携帯を取り上げる。


「ご、ごめんなさい!つーくんにお礼を言われるなんてこの先ないんじゃないかと……つい…出来心ですっ」

携帯を取り返そうと伸ばされたうさこの手を、翼の手が掴んだ。


/162ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ