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いつかは結婚できると思い込んでる私へ
第1章 1
それを確認した貝塚は頃合いだと悟る。

「このままお風呂でしちゃおうか?」
「えっ……で、でもっ」

今さら「今日はここまで」などと興醒めなことを口走るほど、あやみも世間知らずではなかった。
しかし浴室で行為に至るなどというのは経験がないので、躊躇いもある。

相手はあやみが不信感を覚えるほど手慣れた様子で、脱衣所に置いてあったコンドームを手にするとスルスルッと装着した。

「じゃあそこに座って?」

当たり前のように指示され、彼女もつい湯槽のヘリに腰かける。
正面から抱き締めると貝塚は手のアシストもなく、にゅくっと挿入をした。

「ああっ……」

指での自己トレーニングは週3と熱心なあやみだったが、やはり男性のモノは感覚が違った。
指のように骨の通ってないそれは固さ的には劣るが、全域をみっしりと埋める圧迫感は比べ物にならない迫力を感じさせる。
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