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第1章 1

「苦しいよね？　一回イカせてあげる……」

そう言うと貝塚は近くに転がっていたシャワーノズルを手に取る。
お湯はそれなりの勢いで出たままだった。
その水圧を少し離した位置で結合部分に当てる。

「ああっ!?」

シャワーは彼女の敏感な突起を刺激する。
普段からその方法で自慰をしていたあやみにとって、それは慣れ親しんだ刺激だった。
そこへ快楽を被せるように貝塚の腰遣いが加わった。

「やっ……これ、ダメっ!!　あっ!?　ああっ!!」

まるであやみの性感のツボを知っているかのような責めだった。
あっという間に彼女は際まで追い詰められる。

「我慢しないで……」
「そんなっ……うあっ……いっ……ちゃうっ……」

慣れ親しんだ細かなシャワーの刺激と、熱く疼く奥の不馴れな悦楽が重なり混ざり、彼女の身体を高速で巡って脳の芯を貫いた。

「ひっ……ちゃうっ……いいっ……あはっ!!　ああぁっ!!」

到達の瞬間は身体が飛んだ錯覚を覚えた。
奥で何かが弾けたような衝動があり、無意識のうちに身体を大きく震わせてしまっていた。