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いつかは結婚できると思い込んでる私へ
第2章 2
彼の作ったプレゼン用の資料には自社の実績が大きく抜けていた。
あやみはそれを自分で調べ、さりげなく追加をしておいた。
資料を確認した荏原もそれに気付き、頷きながら目を通す。
「すいません。僕が見落としていたことまで加えて頂いて……」
「いえいえ。余計かなと思ったんだけど、一応調べてみたんです」
年下であっても嫌味なく丁寧に喋るところも彼女ならではである。
「あとここなんですけど」
彼のデータで疑わしいかったところを指差して説明する。
説明を聞く荏原の視線が資料ではなく、あやみの胸元に向けられているのに気付いたのはしばらくしてからだった。
屈んだ姿勢になったため、襟首の開きが大きい胸元からはブラジャーが丸見えになってしまっていた。
『荏原君が私の胸を見てるっ!?』
草食系の彼がそんなものに興味を示すことが意外だった。
シマウマがハンバーガーショップのレジの列に並んでいるような奇異さを感じる。
あやみはそれを自分で調べ、さりげなく追加をしておいた。
資料を確認した荏原もそれに気付き、頷きながら目を通す。
「すいません。僕が見落としていたことまで加えて頂いて……」
「いえいえ。余計かなと思ったんだけど、一応調べてみたんです」
年下であっても嫌味なく丁寧に喋るところも彼女ならではである。
「あとここなんですけど」
彼のデータで疑わしいかったところを指差して説明する。
説明を聞く荏原の視線が資料ではなく、あやみの胸元に向けられているのに気付いたのはしばらくしてからだった。
屈んだ姿勢になったため、襟首の開きが大きい胸元からはブラジャーが丸見えになってしまっていた。
『荏原君が私の胸を見てるっ!?』
草食系の彼がそんなものに興味を示すことが意外だった。
シマウマがハンバーガーショップのレジの列に並んでいるような奇異さを感じる。