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いつかは結婚できると思い込んでる私へ
第3章 3
こんなことでは、駄目になる。

興奮の後に訪れる醒めた脳が静かにそう語った。
拭ったティッシュは部屋のゴミ箱に捨てるのが何だか恥ずかしいので袋に入れて鞄に入れる。
明日の朝、駅のゴミ箱に投棄する予定だ。

この現状を打破しなくてはと思った時に頭に浮かんだのは、残念ながらお見合いパーティーで知り合った貝塚の顔であった。

悔しいが彼との身体の相性はよかったと思えたし、遊んでそうなところを除けばかなりあやみの理想に近いのも事実だった。
それに彼の言っていた身体の相性を考えて付き合うという発言にも一縷の望みも感じる。

なんだか婚カツとは随分かけ離れたことをしているような不安もあったが、取り敢えずもう一度逢ってみようかと決意した。
未練がましく消さずに踏みとどまった彼のアドレスを開き、探りのメールをしたためる。
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